ネットセキュリティ向上委員会

スマホアプリのアクセス権限に注意！！

アプリの権限とは

スマートフォンはカメラアプリ、通話アプリ・・・・など、様々なアプリで動いています。そのアプリ1つ1つにアクセス権限というものが設定されています。例えば、「写真と動画の撮影」という権限を持つアプリは、そのアプリが使用者の許可無しで自由にスマホのカメラを使い、写真や動画を撮ることができます。権限によっては個人情報にアクセスすることが出来るものがあり、悪質なアプリは使用者の個人情報を抜き取る可能性があります。

アクセス権限の確認方法

権限の確認方法はアプリストアのアプリページの一番下に書かれてあります。また、スマートフォンの設定から、アプリの一覧を開き、個々のアプリの情報を見ることでアクセス権限を知ることができます。

どのような権限があるのか

権限	内容
位置情報の読み取り	ネットワークの基地局よりおおよその位置情報を、又はGPSと基地局により正確な位置情報を読み取ります。
インターネットワークへのアクセス	インターネットへのアクセスを許可します。
連絡先の読み取り	携帯に保存されている連絡先の情報(名前、電話番号、メールドレスや、特定の相手との連絡頻度など)を読み取ることを許可します。
電話・通話	電話番号・端末ID・通話中かどうか・相手の電話番号を特定できるようにします。

権限は必ず確認する

アプリをダウンロードする前に、必ずダウンロードページの最下部にあるアクセス許可を確認しましょう。そして、明らかにアプリの性質に合わない権限が記載されている場合、疑いの目を持つのが良いでしょう。例えば、懐中電灯の役割だけな筈のライト点灯アプリに、カメラの撮影や、個人情報の読み取り等といった明らかに不必要な権限が与えられている場合、アプリ利用者としては心地よいものではありません。他の権限が少ないライト点灯アプリを探すのが無難でしょう。
関連記事：アクセス権限の少ないアプリ

自動更新はOFFにする

アプリのアップデートでは権限が追加されている場合があります。アップデートを自動で行うように設定していると、権限が追加されている場合でも自動的にアップデートしてしまうため、知らないうちに権限が追加されてしまいます。こういった状況を避けるため、アプリの更新を自動にしておくのは避けましょう。

信頼できるものをダウンロードする

Google Mapなど、Google等の企業が出しているアプリには何に使うのか不明な権限が大量に与えられていますが、多くの人が疑いもなく使用しています(Googleが信頼できるかどうかは個人の問題ですが)。これが良い傾向とは言いませんが、ある程度知名度(責任の取りよう)のある制作者のアプリには一定の信頼を持っても良いかもしれません。

セキュリティソフトを利用する

セキュリティソフトを利用すると、アプリが疑わしい挙動を行っていた場合や、怪しい権限を持っている場合に警告してくれます。これだけで確実に安全というわけでは無いですが、セキュリティは格段に上がるでしょう。セキュリティソフトを謳った偽フリーソフトを利用して情報流出の被害に遭っては元も子もないので、なるべく信頼できる有名なセキュリティソフトを利用しましょう。andoroid端末ではセキュリティソフトは必須です。
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